自己脂肪由来幹細胞治療は、9月中旬より治療開始予定です。
治療、ご予約に関しては、お電話にてお問い合わせください。
03-6263-2034
自己脂肪組織由来幹細胞治療は、
自己の脂肪から採取した「幹細胞」を培養して体に戻し、
その幹細胞が不調のある組織を修復する再生医療の一種です。
「幹細胞」とは?
必要に応じて変化する細胞、『幹細胞』
ヒトの体は約37兆個の細胞で作られており、体のパーツごとに、皮膚だったら皮膚細胞、筋肉であれば筋細胞…といったようにそれぞれの細胞が役割をもち、その役割を果たすことで生命活動を維持しています。
もともと私たちは1つの細胞である「卵母細胞」から始まりました。
この頃の細胞には「役割」が決まっておらず、受精後に細胞分裂を繰り返していき、ヒトの形になっていく間に1つ1つの細胞が役割を持つことになるのです。
「幹細胞」とは、そういった役割の決まっていない細胞です。
幹細胞は命令を受けることによって、皮膚の細胞にも肝臓の細胞にもなることができます。
当院の幹細胞治療は「体性幹細胞」と言われる私たちの体の中に存在する細胞を用いて行われます。
体性幹細胞
体性幹細胞は、私たちの身体の様々なところに存在する幹細胞です。この細胞は特定の役割を持っており、少し前までは例えば血液をつくる造血幹細胞であれば血液の細胞、神経系をつくる神経幹細胞であれば神経系の細胞にしか変化できないと考えられていました。
しかし、骨髄の中に存在する「間葉系幹細胞」は、筋肉や軟骨・神経などに分化する、いわゆる「多分化能」を持つことが明らかになってきました。
当院の幹細胞治療
自己脂肪組織由来幹細胞治療
東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックでは、前述の体性幹細胞である、脂肪由来の幹細胞を使用した再生医療を提供します。
自己脂肪組織由来幹細胞治療は、患者様自身から米粒大ほどの組織を3つほど採取させていただき、培養して幹細胞を増やし、点滴によって体内に戻します。
動脈硬化などに対する抗加齢治療に応用する最先端の医療技術です。
自己の幹細胞を使用するため、拒絶反応やアレルギーのリスクが極めて低いことが特徴です。
幹細胞の「ホーミング効果」とは
幹細胞の大きな役割として、病気やけがで失われた細胞を新しく補うことが挙げられます。
そのため、幹細胞には目的となる特定の場所にシグナルによって誘導され到達する性質「ホーミング効果」があります。
病気や怪我で傷ついた部位からシグナルがでて、それを受信して幹細胞がその部位に集まります。
まさに、傷ついた部分を狙って(=ホーミングして)修復するのです。
加齢による動脈硬化や血管障害の改善に貢献
動脈が細くなり、弾力性が失われて硬く脆くなっていく動脈硬化は、進行すると血管の内側に脂質の塊「プラーク」が形成されて血管が狭くなり、血液の流れも悪くなります。さらにプラークが剥がれると、それが血管に詰まり脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。
幹細胞は、動脈硬化で損傷した血管の壁を修復したり、新しい血管を作ったりすることができます。また、前述の「ホーミング効果」により、幹細胞は血管の損傷部分に到着すると、自らサイトカインを分泌して炎症を抑制したり、周囲の細胞に刺激を与えて修復を促進します。また、内皮細胞や平滑筋細胞などの血管を構成する細胞に分化して、新生血管の再生に貢献します。幹細胞治療は、動脈硬化で引き起こされる血管の閉塞を改善し、心臓や足、脳などの虚血性疾患の予防や治療に有効な方法として期待されます。
自己脂肪組織由来幹細胞治療に期待されること
適応症
- 糖尿病
- 慢性疼痛
- アトピー性皮膚炎・自己免疫疾患
- 変形性膝関節症、肩腱板症、腱靭帯損傷などのスポーツ外傷
- 皮膚のしわ、たるみの改善
- 肝硬変、脳梗塞、パーキンソン病など
副次的効果
- 睡眠の質の改善
- 集中力・記憶力の増加
- イライラしにくくなった
- 視力の回復・老眼の改善
- 肌のハリが良くなった、トーンが明るくなった
- 髪の毛が増えた、白髪が黒くなった
治療プロセス
カウンセリング・検査
専門医によるカウンセリングで、患者様の症状やご希望を丁寧に伺います。
幹細胞の培養の可否判断の為、血液検査・尿検査が必要となります。
脂肪組織の採取・培養
局部麻酔下で、小さな切開を行い、少量の脂肪組織を採取します。
切開した脂肪組織から幹細胞を分離し、培養します。
幹細胞注入
幹細胞を静脈点滴を用いて体内に戻し、組織の再生や修復を促します。治療は1時間程度で終了します。
当院は厚生労働省から正式に
「第二種再生医療等提供計画番号」を取得した医療機関です。
東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックは、再生医療安全確保法に基づき、特定再生医療認定委員会の厳しい審査を経て、正式な手順で安全な再生医療を提供できる体制が整っています。
<第二種再生医療 提供計画番号:PB33240089>
厚生労働省で認可・管理されており、
それ以外の病院やクリニックでは、幹細胞治療は実施できません。
注意事項
禁忌
以下の条件に該当する方は、自己脂肪細胞由来幹細胞治療を受けることができません。
- 重度の感染症のある方
- 重篤な心臓病のある方
- 悪性腫瘍のある方
- 免疫不全のある方
- 妊娠中または授乳中の方
副作用
自己脂肪細胞由来幹細胞治療には以下のような副作用が発生する可能性があります。
脂肪採取部分の痛みや腫れ
一時的に痛みや腫れが生じることがありますが、数日で改善します。
注入部分の炎症
稀に炎症が生じることがありますが、適切な処置により改善します。
感染症のリスク
手術部位に感染が起こる可能性がありますが、徹底した衛生管理によりリスクを最小限に抑えています。
アレルギー反応
極めて稀ですが、治療に使用する薬剤に対してアレルギー反応が生じることがあります
よくある質問
細胞の採取時や注入時に痛みはありますか?
脂肪組織採取時には局所麻酔を行いますので、ほとんど痛みを感じることはありません。幹細胞注入時も同様に痛みは軽微です。
脂肪組織細胞採取の際の腫れや痛みはどれくらい続きますか?
通常は数日程度採取した箇所の腫れや痛みがありますが、日常生活に支障はございません。
※腫れや痛みの続く期間や腫れの具合については個人差がございます。
治療の効果はどれくらいで現れますか?
効果は数週間から数ヶ月で実感する方が多いです。長期間の持続が期待できることが特徴であり、定期的に治療を行うことでさらに効果の持続が期待できます。
施術回数や頻度はどれくらいが良いですか?
一般的には月1度程度が理想ですが、頻度は患者様の状態や目的によって異なります。初回のカウンセリングで医師と相談し、最適なプランを作成していきます。
診察日
自己脂肪由来幹細胞治療は、完全予約制です。
担当医師および診察日
遠藤 陽一:毎週木曜日担当
ご予約方法
お電話、当院予約サイトにてご予約ください。
電話番号:03-6263-2034
当院では、自己脂肪由来幹細胞治療と一緒にNMN点滴の施術も受けることができます。
NMN点滴は、幹細胞治療と同日に施術可能ですので、ご興味のある方は、ぜひカウンセリング時にご相談ください。
料金表
※海外にお住まいの患者様の料金につきましてはお問い合わせください。
カウンセリング
カウンセリング1回 |
4,320円(税込) |
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術前検査
培養の可否判断に必要となります。遠隔地の⽅は地元で検査受けて頂き結果をお送り頂く事でも対応可能です(検査日から3ヶ月以内有効)。
その場合には検査費⽤は発⽣しません。
※他院での検査結果をお持ち込みを希望される場合は、ご予約時にその旨をお伝えください。
血液検査・尿検査 |
7,500円(税込) |
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CT撮影
CTの画像を元に、症状を確認し施術の可否を判断します。
施術後にも経過確認のためにCT画像の提供をお願いしております。
CT撮影 |
13,500円(税込) |
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幹細胞治療
脂肪細胞の採取、幹細胞の培養・保管、点滴での投与施術を全て含む料金です。
※細胞の保管期間は最長2年間です。それ以上の保管はご相談ください。
1回限り細胞は保管しません。 |
1,980,000円(税込) |
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2回 |
3,880,000円(税込) |
3回 |
5,760,000円(税込) |
4回 |
7,520,000円(税込) |
術後定期診療
術後1ヶ⽉後、3ヶ⽉後、6ヶ⽉後を⽬安として計3回術後定期診療をお願いしております。
※術後の定期診療の費用は幹細胞治療の料金に含まれます。